「香港旅行予定者はワクチン接種を」 小樽市保健所


 小樽市保健所(富岡1・外岡立人所長)は、13日(木)、「香港でインフルエンザが猛威を振るっており、旅行される方は、インフルエンザワクチン接種のうえ現地に行くなどの対応を」 と呼びかけている。
 市保健所によると、香港では、インフルエンザが猛威を振るっており、すべての幼稚園・小学校・特殊学校を13日から28日まで約2週間休校することが決まっている。中国南部や広東省などを中心に高病原性鳥インフルエンザによる死者が相次いでおり、警戒を強めているための措置としている。旅行により3歳と2歳の乳児が相次いで死亡し、先週末に入院した7歳の男児も11日に亡くなった。
 香港当局では、13日に専門チームによる緊急会合が開かれるが、現在、SARSや高病原性鳥インフルエンザが否定されている以外、どのような株が大流行の火種となっているのかは確認がとれていないという。
 「現在、学校などは春休み期間に入り、海外へ旅行される市民の方も増えるものと思われます。特に香港に旅行される方は、インフルエンザワクチン接種のうえ現地に行くなどの対応についてお勧め致します」 としている。