札幌市の上田文雄市長が、3月7日(金)、小樽市の山田勝麿市長を訪れ、9:15から約1時間、市長応接室で懇談した。
上田市長は、「近隣都市を回って仲良くしたい。石狩管内とかにこだわらず、道内の都市が仲良くなることで、北海道が元気良くなればいいと思っている。山田市長とは、新幹線の問題などで話す機会があり、人柄は存じている。話しやすい関係ではある。まちづくりや観光などで、人口が多い札幌市を色々な意味で活用してもらいたいと考えている」
山田市長は、「洞爺湖サミットでは、小樽市も札幌市もプレスツアーを考えているので、連携を図りたいと思っている。石狩湾振興の企業誘致にも取り組んでいこうと話した。今年は、手稲区で物産展を行うので、物と人との交流を発展させたい」 と話した。
「どこでも財政は厳しいが、金をどこに使うかが問題」(上田市長)に対し、「ちょっと厳しい(札幌市)とものすごい厳しい(小樽市)とは違う」と、山田市長の本音ももれていた。
しかし、今回の小樽市訪問は、近隣都市を巡る上田市長のパフォーマンスではないかと見る、市職員の冷めた見方もあった。