3月3日(月)早朝、市内長橋地区に火災の煙が広がり、消防車のサイレンが響き渡った。
火災は、6:20頃、長橋2-21-7の木造2階建(延べ100平米・工藤松造さん宅)で発生した。
火災に気付いた工藤さん(80)は、2軒隣に住む姪宅へ駆け込み、119番通報した。通報を受けた小樽市消防本部が、直ちに火災現場へ出動。現場付近の興聖寺前には消防車両が並び、清水町・石山町から長橋十字街へ抜ける道路は通行止めとなった。
駆けつけた車両13台・隊員約40名は、ホースで一斉に放水。一階から二階までの炎を消火。行方不明となっている松造さんの妻・久子さん(84)の捜索を行った。懸命な消火活動が続けられたが、炎は内部を黒く焼き尽くし、辺り一面に白い煙を漂わせていた。現場付近では、近隣の住民が、「工藤さん大丈夫か」、「奥さんは逃げれたのか」 などと、心配しながら見守っていた。火災は、建物を半焼させ、7:25に、ようやく 鎮火した。
市消防本部によると、久子さんが行方不明のまま、建物内部から焼死体が発見され、現在、身元の確認中。13:00から小樽警察署と合同で現場検証が行われる。