後志管内で活躍する料理人の味が一堂に会する「第14回後志フードフェスティバル」(全日本司厨士協会小樽支部主催)が、3月11日(火)18:00から、小樽グランドホテル(稲穂1)で開かれた。
ホテル・レストラン各22店の約50品がずらりと並べられ、盛況となった。
後志管内の料理人の新作料理の数々が並んだ会場には、約400人の参加者が集まった。後志地区の農産・水産物をふんだんに使った「赤井川ポークのテリーヌ」、「エゾ鹿肉のロースト」、「真狩産ハーブポークと知床産鶏肉」、「後志産蕎麦粉の二八蕎麦」など、和洋中の料理が並んだ。
参加者たちは、お目当ての料理の前に並び、「いただきまーす」の掛け声とともに一斉に列をつくり、次々に料理を陣取ったテーブルに運んだ。「このパイ包み焼き美味しい」、「どこにあったの」、「この海老チリも美味しいよ」などと、仲間たちと会話を弾ませながら立食を楽しんでいた。大皿に盛った料理は瞬く間になくなり、料理人たちは料理の補充に追われていた。
三輪信平支部長は、「今、食品偽装や中国農薬問題が取り沙汰される中、我々料理人は、安心・安全を提供するため気を引き締めている。今日のために何週間も前から用意してきました。少しずつ多くの種類の料理を召し上がってもらいたい」と、呼びかけていた。
市内主婦は、「色々なお店の料理を少しずつ食べれるから、毎年楽しみにしているの。目で見ただけでもお腹いっぱいになっちゃう」と舌鼓を打っていた。
また、後志管内の若手料理人による創作料理コンテストでは、ヒルトン小樽の多賀夕起さん(24)の「赤井川ポークを使ったパテと道産野菜のピクルスのプレス、バルサミコミロワール」が優勝した。多賀さんは、小樽出身で、高卒後料理の世界に入り、今年で5年目。「後志産のポークのパテや道産野菜のピクルスをミルフィーユのようなお菓子仕立てにした。優勝できて本当に嬉しい」 と喜んでいた。
◎(社)全日本司厨士協会小樽支部HP