小樽市内は、気圧の谷の影響で急激に冷え込み、28日(金)夜から29日(土)朝まで久々の雪に見舞われ、21日ぶりの降雪を記録した。市内各地は薄っすら雪化粧するなど、暖春からまた冬に逆戻りした。
札幌管区気象台によると、市内での降雪は、3月6日に1cmを記録してから観測されていない。以降気温もぐんぐん上昇し、1日に113㎝あった積雪も27日(木)には11㎝まで解け、急速に春に向っていた。
しかし、28日(金)から29日(土)にかけて、気圧の谷の影響で市内は急激に冷え込んだ。霙(みぞれ)や水分を含んだ雪が降り、28日(金)に降雪1㎝を記録。29日(土)は、昼まで1℃以下の気温が続き、積雪が8㎝から9㎝と1㎝増えた。29日(土)早朝は、市内各地の家々の屋根や車に薄っすら湿った雪が積もっていた。
陽が昇るにつれ湿り雪は解けたが、同気象台では、30日(日)朝は最低-6℃と、さらに冷え込むと予報している。