学校給食の異臭マッシュルーム混入問題で、小樽市教育委員会(高木正一委員長)は、21日(木)15:30から同庁舎(花園5)で第3回臨時会を開いた。
6日(水)、市内新光共同調理場で作った給食の「ミートボールのカレー煮」に、薬っぽい異味のマッシュルーム(中国産)が混入されており、急遽、各学校で給食を中止した。しかし、小学校6校、中学校2校が短縮授業だったため、給食時間が早まり186名の児童が食べた。また、19校59人の教師も食べてしまった。
この中で、市内張碓小学校(春香町215)の児童22名と、3校5名の教師が腹痛・下痢の症状を呈した。張碓小の児童は、翌日には学校へ登校し、病院へ行った児童はなかった。
臨時会では、この問題の経過と今後の対応が、教委職員から報告された。教委では、2月8日(火)から当面、調理場での検食時間を12時から11時30分に繰り上げ、調理過程での食味検査の強化、調理出来上がり時の検査の徹底を図っており、学校での検食を徹底するように指導し、学校との連絡・連携体制を密にするとしている。
今後は、調理場での食材の異変に対する早期調査の実施、異常発生時の進行管理マニュアルの作成、食材選定基準の一層の明確化及び使用食材のチェック強化、保健所等からの情報収集体制の強化などについて取組みを進めることにしている。
さらに委員からの指摘で、学校行事で給食時間が変更する場合など、各学校の情報を調理場にも共有することにした。
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