大学の構内に、スキー場のゲレンデに、駅の構内に、町会の広場に、商店街に、小樽市内各所に、今、やわらかなロウソクの灯りがともされている。
2月の3連休と重なった「第10回小樽雪あかりの路」は、運河や手宮線のメイン会場には人が溢れ、大いに賑わいを見せた。
このメイン会場のほかにも、市内には、静かな佇まいで雪国・小樽とロウソクとの組み合わせで、風情ある光景を醸し出す“あかりの路”会場が、いくつも用意されている。
夜に入ると、この各会場には、スノーキャンドルやアイスキャンドルに灯されたロウソクの炎がゆらゆらと揺れている。
小樽商科大学(緑3)の構内にも、職員や学生によるオブジェがつくられ、ロウソクの灯りで雪路を照らしている。雪でつくられた100周年ロゴマーク、キノコ、となりのトトロなどが、ロウソクの灯りで浮かび上がっている。
小樽のシンボル・天狗山山頂には、赤・緑・黄など三角形のイルミネーションと天狗桜のライトアップが、広がる雪の市街を眼下にしながら幻想的な雰囲気を生み出している。
市内清水町の源町会館横では、地域住民の手によって、源町会と刻まれた看板や灯台などがつくられ、ロウソクの灯りでやわらかに浮かび上がっていた。
南小樽会場では、滑り台やハード型の記念撮影スポットが用意され、小学生や中学生などの子供たちが、雪あかりと共に元気良く遊んでいた。