3連休で賑わう 「小樽雪あかりの路」 


 2月9日(土)3連休の初日、開催中の「第10回小樽雪あかりの路」は、大勢の人で溢れた。運河散策路では、来場者たちが肩と肩を触れ合いながら歩くほど混雑した。
 小樽の冬の風物詩となった小樽雪あかりの路は、8日(金)から17日(日)までの10日間。メインの運河・手宮線会場のほかに、市内29地域に「あかりの路」会場もある。商店街や学校、町内会などが協力して、スノーオブジェを作り、やわらかいロウソクの灯りを小樽の街にともしている。
 2日目の運河会場には、9日(土)~11日(月)の3連休を利用した観光客たちで溢れた。狭い運河散策路では、交差する人たちが肩と肩を触れ合いながら進み、記念撮影する人を遮ってしまうことも多かった。観光客からは、中国語や韓国語に英語、ロシア語など、多彩な言語が飛び交っていた。

 関係者たちは、「初日よりも3連休だから今日の方が人が多い」、「人人人で嬉しいけれど、運河散策路は狭いので人が多すぎて危ない」と混雑を危惧していた。
 市内各地の「あかりの路」会場では、小学校や町内会などの関係者が協力し合い、真っ白な雪にロウソクの灯りをきらめかせている。
 市内桜町1の桜ロータリー横の「桜ふれあい」会場は、8日(金)・9日(土)・10日(日)の3日間で行われている。町内の高齢者や子供達が懸命にスノーオブジェや小さなかまくらを製作した。

 JR小樽築港駅やウィングベイ小樽、石原裕次郎記念館、小樽港マリーナなどの「ぱるて築港地区」会場は、10日間実施している。裕次郎記念から小樽港マリーナへと向うと、ワックスボウルの灯りの向こうに、ヨットとビッグツリーのイルミネーションの煌きが眺められる。ウィングベイ小樽のビッグツリーには、ハート型のスノーオブジェなどが設置され、ビッグツリーをバッグに記念撮影をする人が多かった。

 来年創立100周年を迎える手宮西小学校(清水町5)では、9日(土)の1日だけ、児童約100人と地域関係者70人が集まり、校内に大きなあかりの路会場を製作した。約300個のロウソクを使って、雪に覆われた校庭をやわらかな灯りで包んだ。

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