約5億5,000万円の一般財源不足から、新年度予算編成の最終段階に入っても編成に四苦八苦していた、平成20年度小樽市一般会計予算が、ようやく決まり、25日(月)、市は、記者会見でその概要を発表した。
財源不足の5億5,000万円を確保するため、市職員のボーナス1ヶ月削減と役職加算の凍結を、市役所職員労働組合に提案していた。22日(金)になって、ようやく市職労と、期末手当の1ヶ月分の引き下げ、役職加算の停止と、勤勉手当の0.1ヶ月分の引き上げで妥結した。これにより、0.9ヶ月分の期末手当が独自削減されることになった。
やっとの末、決まった新年度予算は、総額(全会計)1,220億円で、前年比-158.4億円・-11.5%となった。一般会計は545.4億円(前年比-28億円・-4.9%)、特別会計は364.2億円(-201.7億円・35.6%)、企業会計は310.5億円(+71.3億円・+29.8%)の予算規模となった。
「前年度に引き続き緊縮予算の編成で、事業の厳選や財政健全化の取組などを反映」としているが、一般会計は、4年連続のマイナス予算となっている。
一般会計の545.4億円は、平成3年度の546.3億円と17年ぶりで同程度になった。これは、バブル期の平成10年の最高745.8億円から見ると、200億円もの巨額の金額が飛び去ったことになる。
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