小樽市(山田勝麿市長)は、1月28日(月)11:30より急遽、記者会見を開き、米海軍艦船「BLUE RIDGE(ブルーリッジ)」(19,200トン)の小樽寄港について、接岸可能なふ頭が用意出来ず、今回は入港を受け入れないことを表明した。
市では、15日付けで小樽港長(小樽海上保安部・山口晴久部長)から依頼があったブルーリッジ岸壁手配について、入出港及び接岸時の安全性、商業港としての港湾機能への影響、核兵器の搭載の有無の3原則について検討してきた。
25日(金)のバース会議において、同艦船が物理的に接岸可能な勝納ふ頭や中央ふ頭、港町ふ頭などの4ヵ所では、艦船入港期間中に、とうもろこしの大型貨物船や中国コンテナ船が接岸・荷役が予定されており、受け入れは困難と回答することを決めた。市長を交えた28日(月)の検討会議で、「岸壁の手配は困難」と正式に決め、10:00に、市港湾部職員が小樽港長を訪問し、文書で回答した。
市によると、これまで、米艦船の小樽寄港要請について、バース手配が困難との理由で入港を受け入れなかったのは初めてのこと。
米海軍第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」は、全長193.6m、全幅32.9m、喫水9.1m、排水トン数19,200トン、マスト高48.5m、一日最大上陸人員数807人で、「親善・友好訪問」を目的に、2月7日(木)10:00から11日(月)10:00までの5日間の入港予定だった。
また、米海軍イージス艦「ジョン・S・マッケイン」(8,315トン)の石狩湾新港入港受け入れについて、石狩湾新港組合では、28日(月)付けで、バース手配は可能と回答した。
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