スキーの名門・双葉高等学校(住ノ江1・吉村威人校長)から、創立以来最多の8選手(男4・女4)が全国大会への切符を手にする快挙を成し遂げた。
双葉高校は、創立100年の歴史を持ち、女子スキーの名門校として知られている。黄金時代(1952~1975)には、全道大会23年間連続優勝の実績がある。卒業生の中には、オリンピック選手もいる。
今年1月15日~17日まで旭川で行われた「第60回南・北北海道高等学校スキー競技選手権大会」では、スキー部キャプテンの3年の能代谷太希選手(17)が回転で、同校男子初の全道優勝を成し遂げ、大回転も3位と好成績を収めた。
さらに、2年で小樽出身の米田周平(17)、山下航平(16)、1年の福士卓哉(16)の3選手も全国大会の出場権を手にした。
女子選手も健闘し、3年の成田優希(18)、1年の井出菜月(15)・鈴木里穂(16)の3選手も出場権を得た。また、高校1年・2年と全国大会に出場している3年の長田愛未選手(18)は、韓国でのコンチネンタル大会に出場していたため、本大会の出場が免除され、同校では創立以来最多となる8選手が全国大会に出場することになった。
「高校3年間で初めて優勝した。今年は自信もあったが、練習通り滑ることが出来たので、全国大会に出場することが出来た。優勝したい」(能代谷選手)。
「全国大会に出場出来れば良いと思って臨んだので、出場出来て良かった」(米田選手)。
「6位以内を狙って出場したが、大回転では2位という成績でびっくりしている。真面目に夏のトレーニングに取り組んだ結果」(山下選手)。
「全国大会に出場出来て、まずはホッとしている。今回の滑りは満足してないので、全国大会で10位以内に入るよう頑張りたい」(福士選手)。
「昨年は、全国大会に出場出来なかったので、嬉しい。プレッシャーで実力は出せなかったので、全国で頑張りたい」(成田選手)。
「大回転で3位になったので満足しているが、回転は練習通り出来なかった」(井出選手)。
「2本目では、自分のリズムを掴めないままゴールしてしまった。全国大会では自分の滑りが出来るようにしたい」(鈴木選手)。
「全国大会で優勝したい。調子は悪くないので、最高のパフォーマンスをしたい」(長田選手)と、8選手が全国大会への豊富を述べた。
玉川祐介監督は、「選手がミスがなく、うまくいけば結果を出せると思っていたが、うまくいき過ぎて驚いている」と話し、全国大会(2月2日~6日・新潟県)に向けて、今月29日(火)に小樽を出発することにしている。
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