「小樽を愛し、心豊かな成人に」 市民会館で成人式 

seijinsiki.jpg 「ふるさとである小樽を愛し、心豊かな成人として時代を担うことを誓います」。小樽市の1,263人の新成人が、社会人としての一歩を踏み出した。



 最低気温-9.0℃、最高気温-5.5℃の寒い日となった1月13日(日)13:30から、小樽市の成人式が市民会館(花園5)で行われた。時折、吹雪に見舞われ、新成人の中には、白い雪を頭に乗せて、晴れ着姿の裾を乱しながら会場に足を運んでいた。
 今年の新成人は、1987(昭和62)年4月2日から1988(昭和63)年4月1日までに生まれた男613人・女650人の計1,263人。昨年度の1,428人よりも165人少ない。
 成人式には1,000人以上の人が参加し、山田勝麿市長が、「携帯電話やインターネットなどは本当に便利な道具であり、その機能をどんどん利用し、自分の個性を発揮して頂きたい。しかし、便利な時代になったからこそ、人と人の触れ合いを大切にしてもらいたい。それぞれに人生の進む道は違いますが、どうか大きな夢を描き、失敗を恐れず、困難なことから逃げず、目標に向かって挑戦して欲しいと願っております」と祝辞を送った。
 成人代表の酒井彩夏さんと増山瞳さんは、「社会の一員として常識ある行動を取り、自覚と責任を持って第一歩を踏み出したいと思います。現代は、いじめをはじめとした、暗い出来事が多い世の中ではありますが、未来に向けて、希望を胸に、家族や友人など周りの人々を大切にし、共に支え合い、あたたかい社会になるよう努力する成人になりたいと思います」と誓いの言葉を述べた。
 式典のあとに、マツケンサンバのBGMとともに、金色のジャケットと真っ赤な蝶ネクタイ姿の市長が登場し、お年玉抽選会を行った。ラッキーな新成人3人に3,000円分の音楽券が当たり、会場からは笑い声と歓声が上がっていた。式典の最後には、小樽太鼓衆「鼓響」の打演も披露され、大きな拍手が広がった。
 新成人たちは、会場に用意されたダーツ・輪投げ・卓上ボウリングなどのゲームコーナーに参加したり、お茶席コーナーで友人たちと会話をし楽しんでいた。記念写真コーナーでは、山田市長との撮影タイムも用意され、新成人たちは、市長を挟んで記念撮影に興じていた。