自転車で小樽を探検して、地元の良さをネットで全国に発信する「小樽探検隊」(渋間靖隊長)が、2008年、「市内すべての町の１丁目１番１号を巡る旅」の完走を目指すと、意気込んでいる。
「小樽探検隊」は、菁園中２年の６人のグループ。隊長、副隊長、副隊長補佐、広報官など役割分担し、バスなどの交通機関を一切使わず自転車のみで市内各所を調査・探検している。渋間隊長の呼びかけで昨年７月に結成。歴史に興味がある隊長と友人が、市内歴史的建造物の一覧リストを手に入れたことで、小樽探検隊の活動をスタートした。当初の隊員は２人だけだったが、現在は４人増え６人で活動している。同級生などからも入隊希望も多くあるという。
一番最初の探検となった歴史的建造物巡りは、昨年７月５日から23日までで実施。渡邉酒造店(稲穂４)や旧日本郵船(株)小樽支店など47ヶ所を回って、建物の写真撮影を行った。調査・探検終了後、「小樽市歴史的建造物ガイドマップ」を参考・引用し、独自の写真・文章付きの歴建探検モデルコースを作成した。
次の探検は、昨秋から始めた「市内すべての町の１丁目１番１号を巡る旅」。各町名をカードに書いて、そのカードを引いて出た町の１丁目１番１号を探し、そこで写真を撮るという試みだ。小樽市内にある58の町を回り、「小樽市を制覇したい」と気合十分。すでに２回行ったが、冬期間は雪道となるため、他の町は、今春に再スタートすることにしている。
渋間隊長は、「小樽探検隊で活動したことをネットにアップして、小樽を全国に広めたい。連絡があれば、小樽の観光案内も自転車で出来る。小樽が大好きな外国人や歴史に興味のある女性など、幅広い隊員を募集している」と呼びかけている。(写真提供：小樽探検隊)
◎小樽探検隊
