冬型の気圧配置の影響で、10日(木)の小樽市内は急激に冷え込み、夜中の02:34に今冬最低の-10℃を記録した。このため、10日(木)の一日だけで、市内各所で水道の凍結が36件も発生し、小樽市水道局は対応に追われた。
市内での水道凍結の発生は、市水道局の調査によると、1984(昭和59)年度に3,200件、2000(平成12)年度に1,378件、2005(平成17)年度に176件、2006(平成18)年度は暖冬の影響で21件だった。
今冬は、1月8日までに、たった4件しか発生してなかったが、10日(木)の急激な冷え込みにより、18:00までに36件も発生した。たった1日で、昨年度の21件を超えており、「昨年は、最低でも-7℃までしか下がらなかったが、今日は-10℃まで下がった。このため、市内で水道凍結が多発している。また、積雪も少ないため、冷たい風が通りやすく、凍結の原因にもなっている」(市水道局管路維持課)としている。
札幌管区気象台では、明日11日(金)の朝の最低気温を-9℃と予報しており、「明日もこの冷え込みが続けば、まだまだ凍結が増える可能性がある。冷え込む夜間や深夜は、水道管が凍結することが多いので、必ず元栓で水を落として、注意してもらいたい」(市水道局)と呼びかけている。
水道が凍結してしまった場合は、市指定の水道工事店か水道局サービス課管路維持担当(0134-22-8111)へ。
◎水道の凍結にご注意ください