多くの市民が初詣に集まる小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2)は、大晦日を前に新年の準備が整い、御札や御守を求める人が、早くも訪れ始めている。
2008年まであと一日となった12月30日(日)、同神社社務所玄関では、白衣とオレンジ色の袴を着た巫女さんが次々に訪れる市民を迎え、御札などを頒布していた。
1867年創建で来年鎮座140年を迎える同神社では、例年、大晦日の一日前の30日が、年末の中でもっとも忙しい日で、一日で1,000体以上もの御札を頒布しているという。
この日は、アルバイトの巫女さんが、笑顔で御札や御守を頒布し、市民らは次々に社務所を訪れて御札を購入していた。高校生の男の子たちは、スコップで神社境内の階段や本殿前、神輿蔵の周辺の雪かきを行っていた。
国道沿いの境内前の露店では、、正月用のしめ縄などが販売されていた。御札の購入に訪れた市民たちの中には、ついでにしめ縄も買って帰る人も見られた。
同神社の御守は、縁結びや学業、身体安全、交通安全など、500円から1,000円まで。子供の身体安全の御守は、可愛らしいピンク色でキティちゃんの絵が描かれている。
大晦日の夜から元旦にかけては、境内はゆく年を偲び、くる年の平安を祈る参詣客で賑わうことになる。