小樽市役所(山田勝麿市長)の2007(平成19)年の仕事が、12月28日(金)に終了した。
今年の最終日は、例年行っていた「仕事納めの式」を止め、「仕事納めの日」として、9:00から16:00まで、市長自ら市内各職場13ヶ所を巡り、「お疲れ様でした」、「お世話になりました」などと、市職員に声を掛けた。
市長は、塩谷の建設事業課から桃内クリーンセンター、第2病院、港湾部、水産課、小樽病院、銭函サービスセンターなどと、市内の端から端までを車で回った。
12:00には、社長を勤めるおたる水族館に向い、職員を前に「皆さんの努力があって前年度比プラスとなった。来年2月の冬期営業も頑張って下さい」と挨拶した。
小樽病院では、事務局長や幹部職員との話し合いの後、事務室などを回りながら「今年もお世話になりました」と職員に声を掛けていた。
市役所秘書課によると、「形式的な挨拶ではなく、皆さんにご苦労さんとねぎらうため」と、今年は、幹部職員を議場に一同に集めての「仕事納めの式」は行わなかった。16:00からは、各部長が市長応接室に集まって、今年最後の部長会議を開いた。この後、各部長は、市長からのねぎらいの言葉を部下に伝えた。
今年は、山田市長が3期目の当選を果たし、公約に掲げた新病院建設計画を進めていたが、市長選前に発注した基本設計の中断と、年度内の築港用地購入の断念で、大きな方針転換を迫られ、市長の思惑通りにはならなかった。総務省の公立病院改革ガイドラインで、病院改革プランの策定を早急に迫られており、来年2008(平成20)年は、新病院建設問題の大きな岐路となる。