国立大学法人小樽商科大学(緑3)は、12月5日(水)16:30から、同校で記者会見を開き、第9代学長予定者に小樽出身の山本眞樹夫・現副学長(58)を選出したと発表した。
小樽商大では、2007(平成19)年10月24日(水)に学長候補適任者の推薦投票を行い、これまで、学長候補者の選出、学長予定者の選出投票を重ねてきた。
11月28日(水)の投票で、3名の候補者の中で過半数の102票を得た人がおらず、12月5日(水)に得票上位2名で決戦投票を行い、山本氏が次期学長予定者として選出された。
山本氏は、1949(昭和24)年10月4日生まれの58歳。小樽で小中高大と進んだ生粋の樽っ子。小樽商科大学大学院商学研究科修士課程を終了。小樽商大商学部助教授、教授を経て、2002(平成14)年から同大副学長。
次期学長予定者に選出された山本氏は、「小中高大、大学院まで小樽で、大好きな小樽や商大のために少しでも貢献出来ればと思っている。“北に一星あり 小なれど その輝光強し”を座右の銘として、来年4月以降、努力していく。100周年記念事業も計画しており、100周年誌の編纂や大学の美化、寮の設置も出来ればと考えている。財源的な問題もあるので、現学長に道筋を作ってもらいたいと思っている。私が学生だったころは、4割は内地の出身者だが、今は96%が道内出身者なので、全国的に集まる学校にしたい。法人化以前の職員定員を引き継いだままで運営していけないので、人件費の削減は避けられない。教職員の協力で、ある程度の傷みを伴うのも事実なので、納得してもらいたい。その他の経費も考えなければいけない。あらゆるところの節約を視野に入れていきたい」と、100周年記念事業の抱負や、来年度からの経費削減策などを語った。
新しい樽っ子学長の山本氏の任期は、2008(平成20)年4月1日から2012(平成24)年3月31日までの4年間。
◎小樽商科大学HP