雪のシーズンの到来で、小樽市は、3日(月)、「平成19年度小樽市除雪対策本部」を発足させ、本格的な除排雪業務をスタートした。
3日(月)9:30から市役所消防庁舎6階講堂で、小樽市除雪対策本部発会式が行われた。本部員117名を前に、山田厚本部長(副市長)が、「市民からの要望はますます多様化しております。皆さんのこれまでの経験を活かし、限られた予算の中で効率良い対応に努めて下さい」と挨拶し、本部業務を開始した。
これに伴い、山田厚副市長と嶋田和男建設部長は、除雪対策本部看板を建設部庶務課前に掲示し、13:30からは、建設部建設事業課構内(塩谷2)で、除排雪車両のデモンストレーションを行なった。12月4日(火)14:00からは、除排雪計画説明会が、市役所消防庁舎6階講堂で実施されることになっている。
市では、今年度の除雪費に9億5,000万円を計上。市内を6ステーションに分けて行う地域総合除雪業務の民間委託に5億400万円、市内218ヵ所にあるロードヒーティングの電気・ガス・灯油料などが含まれている。
昨年度は、降雪量が505cmと過去10年間の平均降雪量544cmを下回り、除雪費が過去5年間で最も少ない8億300万円(平成18年度決算)となったが、一昨年は大雪の影響で、2回の補正を迫られたこともあった。今年度は原油価格の高騰の影響も考えられ、市は、「大雪の到来で予算オーバーにならないことを祈るばかり」だという。
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