ほっかいどう海の学校フォーラム「北の海の未来予想図」が、12月1日(土)10:00~17:00、運河プラザ(色内1)3番庫で開かれ、流氷研究の第一人者の基調講演や、市内小学生の総合学習の発表などが行われた。
ほっかいどう海の学校(西山恒夫代表)は、水産学研究者やライフセーバーなどでつくる団体。小樽・札幌を中心に北海道内各地で、海の体験活動や普及活動、環境貢献活動などを実施している。
1日(土)のフォーラムは、今年1年の活動の集大成で、小樽の海などで実施してきた活動の報告が行われた。「北の海の未来予想図」をテーマに、二部構成での講演会も開かれた。会場には、今年実施されたイベントの写真展示や、パネル展、海のクラフト無料体験コーナーが用意された。
市内潮見台小学校の生徒19人は、海について学んだ総合学習の取り組みを紹介。酸素は海からつくられる、海の深さと広さ、海はなぜ青いのかなどについて、学者や大人の参加者を前に堂々と発表していた。
「みんなで南極・流氷を五感で体験」では、参加した子供達に、南極の氷とオホーツク海の流氷を配り、実際に触れたり、「小樽の水」を入れて飲んでみて、何がどう違うのかを説明した。
このほか、「ヨットで見る小樽」、「築港臨海公園と若竹貯木場を利用した様々な取り組み」、「ジュニアライフセーバー教室」などについての講演が行われた。
最後に、この貴重な環境を未来の子供達に伝えるために私達に出来ることを考えましょうと、パネルディスカッションが行われた。西山代表は、「北海道の海が持ってる役割は大きい。次の繁栄を支える大事な海となっている」と挨拶し、参加者たちは、北の海の未来予想図をテーマに北海道の海の魅力や環境保全について語り合った。
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