市民にこそこそ“秘密会”!市議会病院特別委


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 12月20日(木)14:30から小樽市役所別館第2委員会室で、小樽市議会の市立病院調査特別委員会が、納税者市民を締め出し、こそこそと秘密会で行われた。
 18日(火)の市立病院調査特別委員会で、「示された紙1枚だけであと検証する方法はないのか」など、あやふやな基本設計委託料2,581万円の算出根拠について指摘があり、発注元の久米設計札幌支社から市に渡された業務実績報告書の公開を求めていた。
 市は、「情報が外に漏れない前提なら」(山田厚副市長)と、市民や報道の目を避けて秘密会での非公開に限定した。この秘密会には、9委員と新病院準備室や総務部の幹部職員らが出席した。
 市側からは、約30㎝ほどもある報告書が提出され、各会派がそれぞれ1ファイル10分の検証を余儀なくされた。報告書には、基本設計完成までの人工(にんく)の見積、変更を重ねた7種類の平面図などが盛り込まれていた。
 報告書の検証後、各委員との論議が行われた。「こんな分厚い報告書を見せてもらっても、建築の専門で無い限り分からない。秘密会にする必要があるのか」、「税金を使って支払うのに、なぜ秘密会なのか」などの疑問が続出した。市側は、報告書には、久米設計が設計した他病院との金額の比較や病院設計のノウハウが盛り込まれていることと、未完成品で今後も変更されることがあることを理由に、秘密会にした。
 市民や報道を締め出した市側のこそこそ秘密会の開催で、財政(起債)の見通しのつかぬままに発注した基本設計業務と解約委託料の妥当性が、改めて問われることになろう。
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