冬の小樽をロウソクの灯りで幻想的に彩る「第10回小樽雪あかりの路」。このイベントに欠かせない、蝋(ろう)で作られた「ワックスボウル」の製作が、11月28日(水)からスタートした。
小樽雪あかりの路は、2008年2月8日(金)から17日(日)までの10日間、小樽運河・手宮線会場を中心に市内各地で行われる。会場では、雪で作るスノーキャンドルや氷のアイスキャンドルのほかに、ロウソクの炎をやわらかく包み込む「ワックスボウル」が好評。ワックスボウルから灯りが透けて辺りを照らし、雪あかりの路を演出する。
このワックスボウルの製作作業が、28日(水)から、ロウソク製造の芳川商会(芳川雅勝取締役社長)の工場(緑2)でスタートした。小樽おもてなしボランティアの会と小樽観光ガイドクラブの2団体が中心となって作業を行い、開催日までに約300個作る予定。
初日の28日(水)は、小樽おもてなしボランティアの会などの12人が参加した。蝋(ろう)を溶かした鍋に、水で膨らませた風船を入れては上げる作業を約150回も繰り返し、ようやく1個の「ワックスボウル」が完成する。1個作り上げるのに約25分程度かかり、根気のいる作業が続く。
同会の金子金夫さん(68・朝里)は、「みんな、ワックスボウルの灯りを見て綺麗だと言うけれど、下準備が大変なんだ。ワックスを厚く重ねたら灯りが透けないし、薄過ぎたらすぐに溶けてしまう。それでも作業をひたすら続けて、綺麗なワックスボウルが出来ると嬉しい」と、1個ずつ丁寧に仕上げていた。
今後は、12月5日(水)・6日(木)、11日(火)・12日(水)、14日(金)、18日(火)・19日(水)、26日(水)の8日間、同工場で作業を行うことにしている。来年1月15日(土)以降は、小樽市分庁舎(色内1)で毎日行われる予定。
同実行委員会事務局では、「ワックスボウル製作のボランティア希望があれば、事務局まで連絡下さい」と、ボランティア参加を呼びかけている。問合せ:0134-32-4111(内線267) 小樽市経済部観光振興室内(担当:丸田)
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