世界の原油価格高騰の影響が、2年続きで小樽市内の小中学校の台所を直撃している。
市内27小学校と14中学校の管理費(燃料・高熱水費)の2007(平成19)年度の当初予算は、9,015万円だった。しかし、原油価格高騰の影響で補正が必要となり、1,500万円を増額する補正予算を、12月4日(火)開会予定の第4回定例市議会に提出する。
学校管理費の補正を行うのは、昨年度に続き2回目。昨年度は、小学校1,220万円・中学校540万円の計1,760万円の補正を行ったが、559万円の不要額が生じたため、今年度は、260万円減の1,500万円の補正を行うことになった。
当初予算では、灯油の単価を63円、A重油を58円と見ていたが、今回の補正では、灯油は76円と20%値上がり、A重油は72円と24%の値上がりを織り込んだ。
原油高騰のあおりで2年続きの補正を迫られている市役所では、「財政難からこれ以上の原油高騰は勘弁して欲しい」と話している。
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