今年9月の全道大会で優勝し、東京で開催される全国大会に出場する「奥沢少年野球チーム」(見山義秋監督・33人)では、遠征費がかかることから、多くの市民に寄付金の協力を求めている。
同少年野球チームは、これまで小樽の地区優勝すら経験したことがないチームだった。しかし、今年は守備が固く、次々に対戦チームを下し、地区優勝を果たした。初めて小樽・後志の代表となり、第14回全道少年軟式野球選抜大会に出場。強豪の網走や空知代表を相手に、1点差の接戦で勝ち進み、今年9月、見事、後志勢初の全道優勝を飾った。
全道優勝したことで、来年7月に東京で行われる世界大会国内予選(全国大会)に出場する切符を手に入れた。この大会は、世界大会出場権をかけて行われる。全国から8チームが出場し、上位3チームが、ブラジル・メキシコ・中国などの海外の小学生チームと対戦することが出来る。
このため、選手たちは、少年野球の世界一を目指して、週5日の猛練習に励んでいる。山田宏夢キャプテン(5年)は、「キャプテンのプレッシャーは感じない。全国大会でも勝ち進む自信はある。そして、世界一位を目指す」と、闘志を燃やしている。
全国大会への遠征には、選手たちの交通費・宿泊費などで最低でも約300万円が必要となり、現在、父母や関係者らで作る後援会では、近隣住民などから寄付金を募っている。寄付金を集め始めて1ヶ月、まだ約40万円しか集まっておらず、市内各所に手づくりのポスターを貼り、「小樽から全国大会に出場出来るなんで滅多にないこと。なんとか子供たちを全国大会へ連れていき、世界一への夢を叶えさせてやりたい」と、多くの小樽市民に寄付金の協力を求めている。
問合せ:0134-25-1883(山田利弥)・0134-25-3826(柴田聡)