11月3日(土)の文化の日、すっかり晩秋の景色となった小樽運河に、幼少期を小樽で過ごした俳優・石原裕次郎さんが歌った「おれの小樽」のオルゴール付き歌詞プレートが誕生し、お披露目された。
新たに設置された「おれの小樽」の歌詞プレートは、小樽らしい歌を残そうと活動している「小樽・後志ハエヌキ音楽祭」2007実行委員会(米谷祐司実行委員長)の手によって、全国の協賛者の協力を得て作られた。
すでに昨年8月には、第1号の「小樽のひとよ」の歌詞プレートが、同じ運河散策路に設置されている。第2号となる「おれの小樽」の歌詞プレートは、第1号と約50m離れて設置された。
3日(土)14:00から、オープニングセレモニーが運河プラザ前で行われた。タフガイ俳優・裕次郎さんの大きな写真が会場に飾られ、約200名の関係者と作詞家・杉紀彦、作曲家・弦哲也の2氏も参加した式典を見守っていた。「一般の方から協賛金を募ったところ、たった12日間で、410名もの方から集まりました」(中嶋宏副実行委員長)と挨拶した。
セレモニーの後、関係者たちは、歌詞プレートを設置した運河散策路に移動し、除幕式に臨んだ。白い布が掛けられた歌詞プレートの周りを、参加者たちがぐるっと囲み、カウントダウンの合図で一気に除幕した。新しく設置された歌詞プレートがお披露目されると、散策路に拍手や歓声が広がった。横138cm・高さ70cm・縦2.5cmのブロンズの歌詞プレートには、裕次郎さんの横顔とサインとともに、「おれの小樽」の歌詞が刻まれている。その傍らに、協賛者の名前が刻まれたブロンズ板とアナログ式の手巻きのオルゴールが付けられている。
オルゴールの曲が、運河の水面を流れると、参加者たちは、一斉に写真撮影を行っていた。札幌の鵜野澄子さん(58)は、「父が生前大ファンだったので、供養になるかなと思って、父の名前で協賛しました」と話していた。
除幕式終了後の16:00からは、小樽グランドホテルで、記念レセプションが行われ、作曲家の弦哲也と作詞家の杉紀彦の2氏が、新たに小樽観光大使に任命された。4日(日)9:00からは、「小樽・後志ハエヌキ音楽祭」が、小樽市民会館(花園5)で開かれる。
◎関連記事1 関連記事2