JR小樽築港駅向かいの花壇100mにイルミネーションを飾る浜塚ケイ子さんが、11月30日(金)17:00から、今年で最後になる“点灯式”を行った。
浜塚さんは、9年前から小樽開発建設部の土地を借りて、国道5号線沿いに100mの花壇を作り、国道を通るドライバーや歩行者の目を楽しませていた。3年前には、電飾やキャンドルの費用を自己負担し、手作りイルミネーションスポットを誕生させた。
過去2年間、イルミネーションの点灯式を行い、おでんや豚汁、甘酒などを無料で配っていたが、今年で点灯式は最後となった。約80名の市民が会場に集まり、浜塚さんは、「この3年間、点灯式が出来たことは友人の多大なるご協力のおかげ。イルミネーションは来年も続けるが、みんなが楽しめる点灯式は今年で最後となりました。私は感無量です」と、うっすらと目に涙を浮かべながら語った。
来賓の山田勝麿市長は、「市民一人一人の力が小樽の街を良くしていく。浜塚さんが、市民の先頭に立って行ったことで、全市的な広がりにもなっている。点灯式は最後だが、思い出に残る場所になる」と挨拶。
今年のイルミネーションと点灯式の費用は約30万円で、ピンクや黄色、白のカラフルな発光ダイオード(LED)4,700粒と、150個のキャンドルが飾られている。カウントダウンと「点灯」の合図で、花壇の木に飾られた電飾が一斉に輝きはじめ、会場には、大きな拍手と歓声が広がった。65発の花火も打ち上げられ、会場に足を運んだ子供たちは、「本当にきれい」、「イルミネーションも花火もとてもきれいだった」と感動していた。
色とりどりの電飾はキラキラと点滅し、12月の国道5号線を鮮やかに彩りはじめた。イルミネーションの点灯は17:00~21:00、2月末まで。
◎関連記事1 関連記事2