2008年2月8日(金)から17日(日)まで開かれる「第10回小樽雪あかりの路」の第1回実行委員会が、11月27日(火)14:00から、小樽市役所別館第2委員会室で行われ、企画案や予算案を決定し、イベント開催に向けての本格的な作業がスタートした。
小樽雪あかりの路(佐藤公亮実行委員長)は、冬の小樽の風物詩となっている。市民や海外ボランティアがロウソクに火を灯し、冬の小樽を幻想的に演出する。今年2月の第9回には、過去最高の57万人の人出となり、数々の賞も受賞している。
第10回の節目となる来年は、“原点回帰”をテーマに、今年同様、運河と手宮線をメイン会場とし、会場ごとにテーマづくりを行う。運河会場の浅草橋街園にハートのオブジェを製作し、運河散策路には、協賛企業がオブジェを製作する。手宮線会場には、例年通りスノートンネルを設置する。
第1回実行委員会で提出された予算書によると、イベント総予算は2,500万円。この収入の内訳は、市の補助金が360万円(10万円減)、協賛金収入が550万円(50万円減)、広告スポンサー収入が800万円(200万円減)、物品販売収入が265万円(235万円減)などで、合計2,500万円となっており、前回よりも332万円減少している。
「昨今の経済状況等を考えますと、協賛金収入や広告・スポンサー収入など、収入面におきましては大変厳しい状況が予想されます」(事務局)と、予算縮小を図る。協賛広告・スポンサー収入の減少と“原点回帰”を踏まえ、コンサートやイベントを見込んでおらず、記念切手の販売もしないとしている。
今回の新たな取組みとしては、小樽に来ないと手に入らない別冊ガイドブックを作成することにしている。地域の密な情報を掲載し、雪あかりの路に訪れた観光客などを街中へ分散させる試みとして検討している。
多くのボランティアに支えられる同イベントでは、新たに立ち上げたホームページなどでボランティアスタッフの参加を呼びかける。海外からは、韓国から50人、中国から14人が参加する予定となっている。 関連記事
新ホームページのほか、ボランティア用、一般向けなどのブログを製作するという。ボランティアスタッフの取組みを、携帯の写メールとともにアップデートしたり、町会ごとの会場の進行状況をPRする予定。イベント開催中の会場の様子を撮影し、順次アップすることも検討している。
佐藤実行委員長は、「多くの人の期待に応えられるように準備を進めていきましょう」と各委員に呼びかけた。今後、各検討委員会で具体的な準備作業に移ることになる。
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