小樽商科大学発の戦略提案の実践授業「2007年度ビジネスデザイン論」が、11月3日(土)から開講。
ビジネスデザイン論は、1994(平成6)年から始まっており、元経営コンサルタントの酒井弘一准教授が担当する実践授業。教室の中で講義を聴くのではなく、実際に企業に出向き、経営戦略について、社長・担当者と話し合い、実施に向けてのプログラムを組むもので、学生たちが学ぶ場を大学・地域・OBの力を借りながら、主体的に運営していく授業となっている。
過去に参加した企業は100社以上で、商大生や道内の大学生が混合のチームを組み、地元企業の分析や経営戦略の提言を行い、実際の戦略として実行する。
今年度は、担当する酒井准教授が退職するため、最後の授業となる。11月3日(土)から授業がスタートし、24日(土)に企画書説明会、2008年1月13日(日)に中間報告会、2月9日(土)に実施前報告会、3月15日(土)に最終報告会となっている。
この授業に参加する学生と企業を募集している。北海道内の学生が対象で、毎週土曜日の小樽での授業に参加出来ることが条件。学年・学部に制約はなく、参加費も無料。ただし交通費は参加学生の負担となる。問合せ:090-5229-1584 本間さや香。
参加企業については、最低月2回ほどのミーティングに参加し、売上げや資金などの企業情報を提供出来る会社で、業種などは一切問わないとしている。問合せ:090-7761-6519 邑川真也。
学生がチームを組み、参加企業の経営分析・戦略提言・実施を行い、企業の新商品開発や問題解決に寄与することを狙っている。柔軟な発想を持つ若い学生たちの力が、どこまで既存の企業に新しい力となって戦略提案が出来るかが注目される。