「赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった・・・」。童謡「赤い靴」の全国初めての親子3人像が、11月23日(金)に、旧日本郵船小樽支店前の運河公園内(色内3)に設置されることになった。
「赤い靴」の親子3人像のモデルとなった鈴木一家は小樽に住み、カトリック富岡教会とも縁が深いことから、完成した像は、当初、同教会敷地内に設置される予定だったが、全国に募金を呼びかけた結果、多くの賛同者を得て目標を大きく上回る金額が集まったため、多くの人の目に触れられるようにと、カトリック富岡教会から運河公園内に設置場所を変更することになった。
童謡「赤い靴」は、野口雨情が作詞・本居長世が作曲し、1922(大正11)年に誕生した。雨情と同居していた鈴木志郎の妻・かよが、幼くして手放した娘“きみ”への思いを打ち明けたことから生まれた童謡。「赤い靴」の像は、すでに全国4ヵ所にある。関連記事
今年2月に建設委員会(高橋昭三委員長)が発足し、6月から募金の協力を全国各地に求め、7月から像の原型制作が始まっていた。10月8日(月)現在、全国の660人から、目標額650万円を上回る892万5,092円の募金が集まった。
このため、同委員会では、全国規模の熱い想いを受けた親子3人像の設置場所を再考した結果、「教会の敷地内に設置するよりも、多くの人々が気軽にふれあい憩える場所に」と、小樽市の運河公園内に設置することを10月12日(金)に決めた。運河公園前の旧日本郵船小樽支店の建物に向かって左側のベンチの間に、噴水を見るように設置される予定。台座からは、「赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった・・・」が、オルゴール音で流れ出る。
像の原型制作はすでに終わり、今月末から来月初めには鋳造作業に入ることになっている。完成した像は、11月23日(金)11:00からの除幕式でお披露目される。それまで、募金活動も並行して続けられる。除幕式以降、建設委員会は保存会となり、今後の維持管理を行っていくことにしている。
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