デフ・パペットシアター・ひとみが、10月9日(火)18:30から小樽市公会堂(花園5)で、ファミリー人形劇「だいじょうぶ だいじょうぶ?」の公演を行う。
同劇団(神奈川県)は、北海道小樽聾学校・高等聾学校出身の善岡修さん(32)が代表を務める。1980(昭和55)年に、(財)現代人形劇センターで企画し結成された。耳の聞えない人(聾者)と聞える人(聴者)の共同でつくる人形劇の専門グループ。全国各地で公演を行い、ことばを超えた舞台づくりで海外でも活躍している。
善岡代表は、「聞えても聞えなくても、子供から大人までが楽しめる人形劇を一緒に観よう。聾学校や小中学校の難聴学級で“聞えない”ことに向き合っている子や家族と、同じ町に暮らす他の人々が、人形劇を楽しむ機会づくりになれば」と、母校の聾学校がある小樽で公演を行うことに。
演目は、ファミリー人形劇「だいじょうぶ だいじょうぶ?」(原作いとうひろし『だいじょうぶ だいじょうぶ』講談社刊)。このだいじょうぶという手話(ことば)をテーマに2つの話を組み合わせたオムニバスとなっている。人形と人間俳優がともに演じる人形劇で、音楽は生演奏、セリフのない舞台が特徴だ。
「言葉を超えて伝わる繊細な人形の表現と、見てわかる手話(サインマイム)で、『だいじょうぶ だいじょうぶ?』を語りかける。観てくれた人の深いところに届いて、色々なこ とを感じてもらいたい」と、多くの人の来場を呼びかけている。
一般大人1,500円、4歳〜高校生1,000円。当日券は各200円増。
問合せ:TEL 090-2663-8443、FAX 044-777-3570、E-mail deaf@puppet.or.jp
◎デフ・パペットシアター・ひとみHP