9月22日(土)10:01、SLニセコ号の甲高い汽笛がJR小樽駅に鳴り響いた。白煙と黒煙を吹き上げながら小樽駅の裕次郎ホームを出発し、後志沿線を走り抜けた。
SLニセコ号は、22日(土)から11月4日(日)の土日祝日延べ16日間、札幌ー小樽ー蘭越間の後志沿線を限定運行する。今年で8回目。
初日の22日(土)09:16に、札幌駅から小樽駅に到着したSLニセコ号。満員の客を乗せて、裕次郎ホーム(4番ホーム)に停車すると同時に、鉄道マニアや家族連れなどが、次々に記念撮影を行い、SLの魅力に目を奪われていた。
9:40からは、同ホームで出発式が行われた。小玉宏文小樽駅長は、「今年のSLは、倶知安から札幌までの下り線を40分繰り下げて運行する。倶知安などでグルメ・温泉・散策をゆっくり楽しんでもらうことが出来るようになった」と挨拶した。10:01、黒塗りの重厚なSLニセコ号は、黒煙をモクモクと吹き上げながらスピードを上げ、甲高い汽笛の音を響かせて小樽駅を駆け抜けていった。
札幌在住の高野義彦さん(42)は、「札幌から乗って来て記念撮影したが、こんなに汽笛の音が素晴らしいとは思わなかった。本物は良いですね。今度は、ぜひ子供を連れて来たい」と、感激していた。
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