9月21日(金)から始まる「秋の全国交通安全運動」を前に、20日(木)から、小樽市内では初の官民合同の「デイ・ライト運動がスタートした。
「デイ・ライト運動」は、昼間から車のライトを点けて、交通安全を呼びかける運動。
市内では、今年6月、張碓の国道で乗用車が正面衝突して3名が死亡する大事故が発生した。小樽警察署(山本賢治署長)によると、市内の交通死亡事故は、昨年より1人多い8人が犠牲となっており、日中に車のライトを点け、交通事故を減らそうとうする、市内初の取組みとなっている。
秋の日暮れの早まりで、交通死亡事故が多発するシーズンを迎え、「デイ・ライト運動」の強化を図ることで、交通事故防止を目的としている。
20日(木)15:00から、中央ふ頭荷さばき地(港町8)で、大規模官民合同出発式(小樽警察署・小樽交通安全協会・小樽地区安全運連管理者協会主催)が行われた。白バイをはじめ警察車両、消防車両、道路パトロールカー、タクシーなど51台、関係者約70名が参加した。
山本署長は、「日没が早くなり、北海道ではこれから死亡事故が多くなってしまう。デイ・ライト運動を定着させて、懸命に取り組んでいきたい」と呼びかけた。北海道中央バス職員による「デイ・ライト実践宣言」から、ヘッドライトを一斉に点灯させ、警察や消防車両などが市内を走り始めた。
この「デイ・ライト運動」の強化によって、小樽市民一人一人に交通事故の撲滅をアピールし、交通安全意識の心の灯りを点灯させたいとしている。