小樽市内の60歳以上の高齢者たちが1年かけて作り上げた、絵画や手芸などの労作478点が、9月19日(水)から22日(土)まで、小樽市産業会館2階に展示されている。
これは、小樽市･小樽市老人クラブ連合会主催の“第28回小樽市シルバーエイジ作品展示会”。老人クラブ41団体210名が参加し、絵画や手芸、写真など趣味を活かした作品を展示。年1回の作品展示会で、会場では参加者が互いに品評しあい、来年に向けた制作意欲を掻き立てていた。
｢世界名作童話｣と題し、乾燥させたとうもろこしの皮を使って作り上げたピーターパンや、白雪姫と7人の小人たち、ピノキオなどの細かな手作業による作品も展示。茶色や小麦色などに染めたとうもろこしの皮でコントラストを付け、リアリティ溢れる作品に仕上がっている。細かい技法が施されおり、｢手の込んだ作品に仕上がっていて感心している。力作だ｣(市内在住の女性)と見入っていた。
広い会場には、原爆ドームの切り絵などの絵画や写真が並び、壁一面に､雪だるまの冬景色など季節を彩った大きなパッチワークののれんが飾られ、多くの見学者たちを驚かせていた。
作品展示会は、19日(水)〜22日(土)10:00〜16:30(最終日12:00)。入場無料。
