小樽祝津海岸の海辺に流れ着いた「ゴミ」を展示する“「漂流物」(ながれもの)~海辺でみつけたメッセージ”が、9月15日(土)から11月25日(日)まで、おたる水族館(祝津3)で開催される。
海辺に流れ着く流木や海藻は、人間にとっては「ゴミ」でも、他の生物にとっては、餌をとる場所や身を隠す場所となっている。漂流物が海の生物にどんな影響を与えるかを知ってもらおうと、この視点から「ゴミ」を紹介する、水族館の初めての企画。
同館では、「地球温暖化にからむ無効分散(死滅回遊)という自然現象を例にとって海洋環境への興味を深めてもらい、ストランディング(座礁)した生き物の救助など水族館の活動についての理解を深めてもらいたい」としている。
展示は、①海辺に流れ着いた「ゴミ」、②大海の“ゆりかご”「流れ藻」、③南の海からの漂流者、④浜辺に流れ着いた亡き骸、⑤漂着した命を救う!の5本柱からなる。ペットボトルや衣服、靴、タバコのフィルター、流木や海藻、外国のゴミなどが展示され、自然に対する悪影響についての解説がある。
同館では、「漂流物が海洋環境に与える影響などを考える一助になれば」としている。
◎おたる水族館HP