小樽の春夏秋冬、祭り模様、消えた風景など、小樽で活動する写真愛好家たちの作品105点が、市立小樽美術館(色内1)3階の市民ギャラリーにずらりと並べられている。
この写真展は、「小樽フォト虹彩」(井上雅博会長)の主催。同会は、全日本写真連盟から独立した50代から80代までの愛好家10人から成り、2ヶ月に1回品評会を開き、技術向上を目指している。展覧会は、今年で3回目。
今年は、会員10人の105点が飾られている。「時の流れとともに小樽の懐かしい風景が消えていく」と、今はない建物などのモノクロ写真を飾る人や、小樽の祭りの雰囲気を撮影した人など、テーマは様々。
市内在住の佐藤通晃さん(56)は、今回、最多の30作品を展示している。「風に吹かれて」をテーマに、雪と風が吹き荒れるかつてのバンビキャラメルの工場や、祝津の海岸など小樽の春夏秋冬を収めた。「小樽は、どの道を通っても絵になる。何気ない風景が写真になる」と、常にカメラを片手に小樽散策を楽しんでいるという。
この写真展は、9月2日(日)まで。同会では、「来年は写真展を一緒にしませんか」と会員を募集している。