日本最大の豪華客船「飛鳥II」が、9月19日(水)10:00、小樽港に入港した。その白い巨船を小樽港第3ふ頭に浮かべ、港を半日だけ豪華に装った。
「飛鳥II」は、名船「クリスタルハーモニー」を改修した日本最大の客船。総トン数50,142トン、全長241m、全幅29.6m。「初秋の北海道・北東北クルーズ」(9/17〜22)のため、横浜から寄港した。このクルーズは、大人一人の料金で23万8,000円から100万円までとなっている。
第3ふ頭に着岸した「飛鳥II」の船内では、10:15から、歓迎セレモニーが行われた。小樽市・磯谷揚一港湾部長の挨拶や、船長への花束贈呈などが行われた。同ふ頭には、小樽港貿易振興協議会などによる、ホタテなどの歓迎浜焼きや地酒試飲コーナーなどが用意され、約620名の乗船客をもてなした。
小樽には半日の停泊で、乗船客たちは、徒歩や人力車で、小樽運河などの観光名所の散策を楽しみ、17:00、青森に向けて出港した。
「飛鳥II」は、10月21日(日)にも、再び小樽港にその雄姿を見せることになっており、これで、小樽の海のシーズンも幕を下ろすことになる。
市港湾部では、来年の客船誘致に向けて、早くも動き出すことにしている。11月には、ポートセールスのため東京に出向き、小樽港への客船誘致のほか、様々な寄港プランを提案することにしている。「荷役との競合もあるが、豪華客船が小樽港に入港すると華もあり、活気が出るので、誘致に力を入れたい」と話している。
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