小樽生まれの幻の魚・イトウの“里親”になりませんかと、飼育希望者を先着6家族限定で、平野井養魚場(桜5)で募集している。
小樽産のイトウは、同養魚場で自然産卵・受精し、世界初の快挙ではないかと関係者を驚かせた幻のイトウ。約500匹がふ化したが、大部分が酸素不足で死んでしまった。生き残った稚魚たちは、人工授精した稚魚たちと仲良く育ち、約6㎝までに成長した。
平野井さんは、「飼育して魚が死んでしまったとしても、それは仕方がない。嬉しいときは笑い、悲しいときは泣き、楽しいときは手を叩く、このような人間の感性は飼育によって育つ」と、大事に育ててくれる里親6家族へ、9月23日(日)に各5匹ずつを贈呈する。
9月23日から来年6月初旬までの約9ヶ月間、やさしい感性の里親家族に大切に育てられたイトウたちは、大自然の源に帰すために、里親みんなで石狩川支流に放流することになっている。
イトウの里親になるには、5つの条件をクリアする必要がある。①小学校高学年の子供を持つ、市内近郊(札幌も含む)の家族。②来年の6月初旬に石狩川支流に放流することが出来る家族。③自宅に、ろ過装置付きの60L水槽を有する家族。④引渡し日は、9月23日(日)9:00~15:00のみ。⑤申込みはFAXのみ。住所・氏名・電話番号、熱意と抱負を添えること。
飼育のえさは、平野井さんから提供される。引渡し日の23日(日)には、20L入りポリタンク2個(飼育水入れ)、ビニール大袋1枚、ビニール小袋1枚を持参すること。
平野井養魚場へは、桜町ロータリーから中学校通り沿いを直進。左側にある最初の道営アパートを左折し、直進して突き当たり。三角屋根の家が平野井さん宅(桜5-1-44)。申込み・問合せ:0134-54-7940 (電話・FAX兼用)
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