協賛金足りず赤字に!第41回おたる潮まつり


usioakaji.jpg 小樽の短い夏が過ぎ、初秋の時期を迎えている中、第41回おたる潮まつりの運営委員会が、9月10日(月)14:00から、市役所別館第1委員会室で開かれた。
 今年の祭り全体の総予算は、約3,600万円だった。実行委員会(山本秀明実行委員長)は、スポンサー・広告・市民募金など、あの手この手で、協賛金集めに走り回った。しかし、9月7日(金)現在、収支を計算すると、約200万円の赤字となっている。
 高橋幸孝運営委員長は、「市民募金は、祭り開催までは好調だったが、現在は、昨年の90%にとどまっている。来年は集め方の仕組みを考えなければいけない」と反省の弁を述べた。
 協賛金を昨年の5分の1に減らしたスポンサー企業や、スポンサーを辞退する企業なども現れ、小樽の落ち込む経済状況が、祭り協賛金の不足を物語っている。来年の潮まつりの実行委員長は、山本秀明・商工会議所副会頭から西條文雪・同副会頭にバトンタッチされる予定だが、財政のバランスの見直しが課題となると話している。
 さらに、長年会場となっていた第3ふ頭基部が、小樽港湾合同庁舎新築工事のため、来年から使用出来なくなるため、来年の祭り開催場所が決まらず、関係者たちは気を揉んでいる。この日開かれた運営委員会でも、2、3の候補地の案が出されるも、中々決まらず、今後の検討課題となっている。
 来年は、新たな実行委員長の下で、財政や新会場、イベント内容など、様々な検討課題の壁が立ちはだかることになる。「無駄な支出を避けるために手を打っていく必要がある」(高橋運営委員長)としている。
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