小樽市保健所(外岡立人所長)は、8月13日(月)、市内の気温が30℃を超える日が続いていることで、「ここ数日間に熱中症が疑われる数名の患者が救急搬送されている」と発表した。
熱中症が起こりやすい指標として、日本気象協会では暑さ指標(WBGT)を公表しており、市保健所では、13日(月)から15(水)にかけて、石狩・空知・後志で厳重注意~警報レベルとなっているため、今後の患者増加が懸念されているとしている。
熱中症とは、体温の調整能力を超える高温の環境下で起こり、特に乳幼児や高齢者で起こりやすい症状としている。軽度では、のどの渇きやふらつきといった一過性の症状だが、重症になると、意識障害などを引き起こし死亡する場合もあるという。
乳幼児においては、発汗が多いため、水分補給や通気の良い衣服を選ぶことなどについても、新陳代謝能力の低下から汗による放熱がうまくできない場合があり注意が必要だとしている。
市保健所は、「予防として、水分のこまめな補給、戸外では帽子をかぶり熱の吸収をさける、吸湿性の良く通気のよい衣服を選ぶ、気温の高い時間帯の外出は避けるなどの対応が必要」と注意を呼びかけている。