プレジャーボート合同取締り!小樽海上保安部と小樽警察署


zenibako1.jpg 小樽海上保安部と小樽警察署が、8月11日(土)・12日(日)の2日間、プレジャーボードなどの初合同取締りを、銭函サンセットビーチ付近海域で実施している。
 これは、「例年、水上オートバイ等のプレジャーボートが水域利用調整区域を航行するなど、粗暴な運転をすることに対し、海難防止活動の一環として」、2機関が初めて合同取締りを実施するもの。
 水域利用調整区域とは、「北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例に基づき、知事の指定により、水難事故を防止するため、プレジャーボートの航行等を制限又は禁止する区域をいい、違反者には同条例により罰金が課せられる」。罰金は、区域内のオレンジ色の浮き玉の中の遊泳可能区域に入ると最高で20万円で、浮き玉の外側の黄色い旗の部分に入ると3万円となる。
 初日11日(土)の取締り実施場所は、銭函サンセットビーチ付近海域で、銭函マリンスポーツセンター前の砂浜に合同取締本部を設置。海上保安官と警察官11人を常駐させ、海上に巡視船1隻、監視取締艇2隻の32人を配備して行った。
 同ビーチでは、薄い雲が空を覆い風も無く、ジメジメと湿った天候だったが、家族連れの海水浴客で賑わいを見せていた。同区域外では、ルールを守った水上オートバイのライダーやウィングサーファーの姿も見られた。海上保安官と警察官が取締る中で、ビーチ利用者たちは、安全に楽しく小樽の短い夏を楽しんでいた。
zenibako.jpg 銭函マリンスポーツセンターを運営する札幌セーリング協会では、「取締まりの効果は抜群で、やはり、まったく区域内に入る人はいない。周知されたことで大きな影響がある」。小樽海上保安部の山下隆之警備救難課長は、「ウィングサーフィンや水上オートバイの利用者と海水浴客のトラブルによる118番が多かった。区域指定から2年、ビラ配りなどの周知活動を行ってきたので、今後は取締まりを行っていく」と、安全確保に力を注ぐと話していた。
 市内では、2003(平成15)年に、おたるドリームビーチ(銭函3)・サンセットビーチ銭函(銭函3)・銭函海水浴場(銭函3)・蘭島水域(蘭島1)・銭函マリンスポーツセンターなどが水域利用調整区域に指定されている。