昭和に活躍した流行歌手、霧島昇と松原操(ミスコロムビア)の三女・大滝てる子さんが、8月5日(日)18:00から、「一杯のコーヒーから」と題したリサイタルコンサートを、市立小樽文学館(色内1)で行った。
コンサートは、7月から文学館で開催されている企画展「昭和歌謡全集小樽編」の会場で行われ、まさに昭和の雰囲気に包まれた。「一杯のコーヒーから」や「並木の雨」、「東京ブギウギ」など昭和の懐かしい流行歌が次々に響き渡った。
大滝てる子さんは、小樽出身の松原操(ミスコロムビア)の三女で、東京音楽大学声楽科とオペラ研究科卒業。日本の歌を中心にコンサート活動を行っている。
今回は、「昭和歌謡全集小樽編~流行歌にみる戦中・戦後」記念で、両親の心を歌い継ぐリサイタルコンサートとして行われた。昭和歌謡を歌うだけでなく、娘から見た昭和の歌手の母親・父親の像の紹介もあった。約130名の観衆が集まった会場では、「ミスコロムビアは、学生の時にスカウトされたが、学生デビューは難しい時代だったことから、本名を捨てて、覆面歌手ミスコロムビアとしてデビューした」と裏話を披露した。
会場では、大滝てる子さんの歌声とともに当時の映像も流れ、懐メロヒットメドレーも続き、観衆からは拍手や「懐かしい」などと歓声があがっていた。
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