日本の最南端・沖縄と最北端・北海道の架け橋にと、もとぶ八重桜花団(沖縄本部町・島裕太団長)が3泊4日で来樽し、8月最初の週末となった4日(土)・5日(日)で、沖縄民族舞踊「エイサー」を披露している。
創作太鼓演舞団「もとぶ八重桜花団」の島団長は真言宗僧侶で、本願寺沖縄別院の輪番だった大嶋俊明氏(現・小樽別院輪番)と親交があった。大嶋輪番が、昨年12月から本願寺小樽別院に転勤となり、小樽別院の今年の盆踊り(8月4日・5日)で「エイサー」を披露することになり来樽した。
今回来樽したのは、高校生以上で作る“もとぶ八重桜花団”と小学生から中学生までの“本部っ子 八重さくら”の計15名。1993(平成5)年に結成され、沖縄民族舞踊「エイサー」
を現代曲でアレンジしたり、独自の演舞を披露している。国内では福岡や長野、京都、国外では、ハワイ、シドニー、中国などで活躍する団体。小樽での披露は今回初めて。
週末の市内では、4日(土)・5日(日)の小樽別院盆踊り大会のほか、5日(日)11:30からグループホーム・ハーモニー(長橋2)でも、その舞が披露された。
大人は青色の衣装、子供は黄緑色の衣装を身にまとい、きりりとハチマキを結び、肩から太鼓を下げて、手足を大きく動かして踊った。団員の呼吸もピッタリ合い、太鼓を打ちながら「イーヤーサーサー」(準備はいいか)「ハーイーヤー」(いいよ)の掛け声が響き渡り会場を盛り上げた。
市内在住の女性は、「重たい太鼓を持って軽やかに手足を動かして、すごいと思った。みんなの息も合っていて、一生懸命練習しているんだなと感じました」と、リズミカルな踊りに見惚れていた。
同団体は、8月6日(月)に山田勝麿市長を表敬訪問し、北の小樽と南の沖縄の親交について話したいとしている。