盛り上がった潮ねりこみ!潮まつりは最高潮に!


 開催中の「第41回おたる潮まつり」2日目の28日(土)、祭りのハイライトを演出する“潮ねりこみ”が行われた。浴衣姿の踊り手約6,000人が、潮音頭の「どんどこざぶ~ん」に合わせて、小樽市内を練り歩いた。
 2日目となった28日(土)は、小樽市内を厚い雲が垂れ込め、午前中は時折強い雨模様となり、潮ねりこみの出発が心配された。しかし、昼過ぎから厚い雲間から太陽がのぞき、絶好のスタートを切れた。
 スタート出発点となった花園グリーンロードでは、13:00のくす玉割りを合図に、第一陣の役員梯団(チーム)がスタートし、その後、次々に各梯団も出発した。花銀通り、サンモール一番街、駅前中央通りと市街中心部を下り、第3号ふ頭基部に設置された中央ステージまで練りこんだ。
 雨模様もあり、最初は少なかった沿道の観衆も、ねりこみ各梯団の踊りの盛り上がりとともに次第に増え、夏祭りらしい賑わいを見せた。「よっ、いいね」、「可愛いね」、「頑張れ」などの声援が飛び交い、北の街の短い夏の祭りを楽しんでいた。
 昨年、ねりこみコンテストで優勝した小樽美容協会の「小樽の芸者衆と潮火消し組」や北一硝子のパフォーマンスには、観衆たちからは一際高い拍手や歓声が上がっていた。サンモール一番街商店街の両側には、びっしりと観衆の人波みができ、潮ねりこみも最高潮に達していた。
 小樽の夏の3日間の祭典「おたる潮まつり」は、29日(日)最終日、神輿パレードの後の大花火大会でフィナーレを飾る。約2,500発の大輪の花火が小樽港と海上に咲き、小樽の夏の夜空を彩る。