小樽市など、赤字公立病院を抱える全国の自治体に改革を迫る総務省の「公立病院改革懇談会」の委員が決まった。
委員は、座長に就任した長隆・公認会計士、相澤孝夫・医療法人慈泉会相澤病院理事長、今岡輝夫・島根県地域振興部次長、島崎謙治・政策研究大学院大学教授、武弘道・川崎市病院事業管理者、和田頼知・公認会計士の6氏。
経営悪化している自治体病院の合理化やネットワーク化などを検討し、年内にもガイドラインを策定する。このための第1回の会合を7月下旬に開催することになった。
総務省では、地方公共団体からの事情聴取などを行い、来年度中にガイドラインに基づく改革プランを作成するよう求めることにしている。
小樽市の築港地区における巨大病院建設の行方にも大きな影響を及ぼすだけに、同懇談会の今後の審議の動向に注目が集まることになる。
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