巡視船艇・航空機小樽港に集結!一管本部総合訓練!


itikan.jpg 白波を立てて巡視船艇が駆け抜ける。轟音響かせて空飛ぶヘリコプターや航空機。満員となった巡視船「つがる」から拍手と歓声が上がった。
 第一管区海上保安本部は、7月14日(土)・15日(日)の2日間で、2007(平成19)年度第一管区海上保安本部総合訓練「巡視船クルーズin小樽‘07」を行っている。
 総合的な海難救助技術等の向上を目的として、小樽港沖合に所属巡視船艇・航空機を集結させて、函館税関小樽税関支署、道警察札幌方面小樽警察署、北海道総務部防災航空室、北海道警察本部地域部航空隊所属の船艇・航空機との連携訓練を実施している。
itikan1.jpg 14日(土)09:30からの1回目の訓練には、インターネットやハガキで申し込んだ体験航海の参加者約910人が、巡視船「つがる」に乗り込み、ビッシリと甲板を埋めた。
 大勢の参加者が見守る中、巡視船艇、航空機が隊列を組んで全速力で駆け抜けた。上空の航空機による海中転落者捜索、ヘリコプターによる海面吊り上げ救助などが、実践さながらに実施された。
 密輸容疑船捕捉訓練では、高速で逃走する違反船を、巡視船艇、警察警備艇・税関監視艇、海上保安庁の航空機が連携して高速で追尾。停船命令や警告弾、巡視船による威嚇射撃などで、迫力ある訓練が繰り広げられた。(写真提供:第一管区海上保安本部)