鎮座140年を迎える小樽総鎮守の住吉神社(住之江2)は、記念事業として新神輿蔵建立を目指して寄付金を集めていた。このほど、目標額6,000万円の7割4,200万円が集まり、8月9日から工事着工することになった。
住吉神社は、5基の神輿を保有する。1基は、北海道最大級の「百貫神輿」で、1997(平成9)年に修復し、宮神輿3基も2005(平成17)年に修復した。
5基のうち4基を修復したことから、過去に断念した新神輿蔵建立を実現させたいと、「鎮座140記念事業 住吉神社神輿蔵建設発起人会」(佐藤公亮代表)が、2006(平成18)年に発足した。目標額6,000万円と定め、神輿蔵建設、馬車1台と里神輿1基の修復を予定して、寄付金を集めていた。
現神輿蔵で保管する神輿は、ねずみなどの小動物による神輿金箔の損傷や鳥ふん害による漆変色の被害が広がっている。同社では、7月10日(火)に目標額の7割が奉納されたことで、「本来であれば奉賛目標額に達しての事業計画開始ではあるが、今後も奉賛活動を継続し目標額必達し、平成20年正月に新しい神輿蔵工事を完了させたい」と、8月9日に工事施工することになった。
星野昭雄宮司は、「新神輿建設の4,800万円は集められたが、馬車や神輿などのための資金をこれから一生懸命集めていきたい」と話していた。
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