いかの集魚灯で小樽の下町手宮地区を明るく照らす、「第18回おたるいか電祭り」が、8月25日(土)・26日(日)の2日間で行われる。開催まで残り1ヶ月となり、同実行委員会では、最終的な準備作業に追われている。
おたるいか電祭りは、18年前に、山下秀治実行委員長が、「自分の店だけではなく、地域の商店が活気付かなければ」と、手宮地区で活躍する商店主などに参加を呼びかけてスタートさせた。
第1回から3回までは、たった2日間だけの開催なのに、生憎の大雨・雷の荒天で、散々な開催となった。このため、第4回の開催は、「これ以上の借金は」と後ろ向きの人が多かったが、「祭りの借金は祭りで返さなければ」(山下実行委員長)と強く訴え、ようやく開催された。天候にも恵まれ、祭りは大成功となり、今年まで続く、下町手宮の一大イベントに成長した。
祭りの時期は、ちょうど真イカの季節。この時期、港町小樽には、イカ釣りの集魚灯が点々と灯っていた。その集魚灯を点けて会場を照らし多くの人を集めようと、十間坂から大通北線まで集魚灯が設置された。このイカの集魚灯の煌々とした灯りの下で、参加者たちは、イカ焼きを魚にビールを飲んで、行き去る小樽の夏の最後を惜しむ。今では、下町手宮の夏の風物詩となっている。
今年の「第18回おたるいか電祭り」では、Jazzのステージイベントや小樽・後志のよさこいチームの演舞などが披露される。市内小学生から高校生まで、スポーツ大会で好成績を収めた人などへの表彰式も行われる予定。
「いか電はオヤジたちが飲んで食ってるだけの祭りじゃない。色々なイベントも企画し、露店販売員のボランティアも募集している。みんな一緒になって祭りを盛り上げたい」と意気込んでいる。
現在、お得ばビール券(450円5枚綴り)1,900円・フード券(1,100円分)1,000円で販売している。問合せ:0134-34-1078
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