「北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会」と「北海道横断自動車道黒松内・小樽間建設促進期成会」の2つの総会が、6月20日(水)、小樽グランドホテル(稲穂1)で行われた。
北海道新幹線は、2005(平成17)年5月に新青森~新函館間が着工し、今年で3年目を迎えた。未着工区間の新函館~札幌間では、今年度、倶知安町と長万部町で駅部調査、小樽市と八雲町で駅部事前調査が行われた。5月31日に整備新幹線の新規着工区間を検討するプロジェクトチームが立ち上がり、今秋から札幌延伸などについての本格的な議論が開始される。
「北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会」の総会は、11:20から行われた。山田勝麿会長(小樽市長)が、「北海道新幹線の効果を最大限に発揮するためには、札幌までの延伸は不可欠であり、一日も早く実現するよう強く希望する。期成会は、北海道や他期成会などと連携をとり、後志一丸となり、国や関係機関への要望活動を強力に展開したい」と挨拶。平成18年度の事業報告や収支決算、19年度事業計画(案)と収支予算などについての議事が進められた。 新小樽(仮称)駅周辺整備構想
北海道横断自動車道黒松内・小樽間(全線約108km)は、昨年、余市・小樽間の23.4kmの事業が着手され、地権者などへの説明会が行われた。今年は、詳細な測量と地質調査などが行わる。しかし、黒松内・余市間約85kmは、基本設計のまま留まっている
この総会では、山田市長が、「昨年12月8日に、政府・与党による『道路特定財源の見直しに関する具体策』が発表され、税収の全額を道路整備に充てる仕組みを見直すとともに、真に必要な道路整備は計画的に進めて、今年中に今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画が策定されることになった」とした。 関連記事
この後、平成18年度の事業報告や収支決算などの議事に取り掛かり、役員の改選を行い閉会した。