粋な蕎麦打ちを趣味とする人たちが集う、「手打ち蕎麦道場小樽子うさぎ」が、小樽市内の主婦から人気を集めている。
蕎麦道場小樽子うさぎは、素人蕎麦打ちの段位認定会「全麺協」の3段・黒川允子代表(62)の蕎麦打ち教室(住吉町5)。義兄から蕎麦打ちを習い、友人同士の教室を開き、段位を重ね、4段が最高段位で現在は3段の腕前。
教室には、有段者14人など計約40人が通い、蕎麦粉ねり・のし・切りなどのすべての作業に神経を注いでいる。月2回の教室に半年から1年通うと、初心者でも美味しい蕎麦が打てるようになるという。蕎麦が打てるようになると、7人前・10人前・15人前と打つ量を増やしていき腕を磨く。
現在初段の中村エツ子さん(58)は、「何か趣味を持ちたくて始めました。3ヶ月の講座で打てるかなと思って通いました。しかし、そう簡単には出来ず、美味しい蕎麦を打ちたくなり、通い続けて2年になります」と話す。道場で打った蕎麦を持ち帰り、家族や近所の人に分けて「美味しい」と言われるのが何より嬉しいという。
同道場では、蕎麦打ち指導のほか、イベントでのデモ打ちと試食なども行っている。「『自分の打った蕎麦が美味しい』や『何か趣味を』という人が通い始め、段位を取得するまでに上達するんです。色々な人に食べてもらって美味しいと言われるのが本当に嬉しいの」(黒川代表)と指導に励んでいる。問合せ:0134-22-3014