小樽市能楽堂一般公開始まる!


nogaku.jpg 小樽市公会堂(花園5)にある能楽堂(旧岡崎家能舞台)の一般公開が、6月1日(金)から始まった。
 小樽市能楽堂は、1926(大正15)年に佐渡出身の実業家岡崎謙氏が、自邸(入船)の庭に建てた。1954(昭和29)年岡崎氏の死後、小樽市に寄贈され、1961(昭和36)年公会堂の移築と同時に現在地に移された。1985(昭和60)年に小樽市の歴史的建造物の指定を受け、1993(平成5)年から、市が一般公開を行っていた。
 今年は、4月1日から市の指定管理者となった「イオンディライト・大幸総業グループ」が、初めて3ヶ月間(6/1~8/31)の一般公開を実施している。
nogaku1.jpg 一般公開に併せて、小樽や札幌の能団体の公開練習が行われる。6月13日(水)に「雲の会」(10:00~15:00)、7月2日(月)に「宝生流 小樽弘生会」(10:00~16:00)、29日(日)に「観世流 友遊会」(11:00~16:00)、8月26日(日)に「宝生流 札幌宝生会」(10:00~16:00)の予定となっている。
 同グループは、一般公開期間中、小樽市の芸術文化活動の発展と振興にと、市内の小中学生を対象とした能楽堂写生会を実施する予定。「次世代を引き継ぐ子供たちに当施設の重要性を再認識してもらうのと同時に、写生会という形をとることによって、芸術教育の一端となれば」(月居卓司・小樽市民会館長代理)と企画を詰めている。
 一般公開は、6月1日(木)から8月31日(金)10:00~16:30まで。
 小樽市民会館・小樽市民センター・小樽市公会堂HP