小樽市教育委員会は、無料のスクールバス運行とバス通学定期の通年全額助成を行う、スクールバス等運行事業(案)をこのほど発表した。
市教委は、これまで、塩谷小・張碓小・塩谷中・北山中・朝里中・銭函中の6校で、12月から3月までの冬期間、バス通学定期の2分の1助成を行ってきた。
発表されたスクールバス等運行事業(案)では、通学距離が小学校2km、中学校3kmを超えてかつ交通機関を利用の児童生徒を対象者に、スクールバスの運行とバス通学定期の通年全額助成を行うとしている。児童生徒の通学時の安全確保及び父母負担軽減を目的としている。
スクールバスは、通学児童が約50人以上の地区で、長橋小、銭函小が対象校となっている。運賃は無料で、乗車については保護者の選択とする。年間約2,100万円で運行委託し、長橋小2台と銭函小3台の計5台で運行することにしている。
6月の市議会第2回定例会後に、バス5台のうち、新規のバス2台を約1,300万円で、第2病院がリースで使用している中古マイクロバス1台を約30万円で購入し、10月から運行開始を予定している。
バス通学定期の通年全額補助は、これまで2分の1助成が行われていた6校が対象。年間約750万円で、通学する期間分を学期ごとに支給することにしている。
スクールバス運行は、先の市長選で、山田市長が掲げたマニフェストのうちの一つで、10月からの導入が実現することになる。